転職するとわかる労働環境のギャップ

エンジニアは新卒として就職して働き始めると、過酷な労働環境に身を置くことになりがちです。エンジニアとしては若くて体力も気力も充実していて、記憶力も学習能力も高いうちにできるだけ多くの知識と技術を身につけるのが重要になります。そのため、企業としても若いうちにできるだけ多くの経験をさせる方針を取る場合が多く、仕事の量が多めになってしまいやすいのです。
そのまま同じ職場で働き続けていると、慣れてしまってあまり不都合を感じることもなくなりますが、かなりの数のエンジニアは転職を検討するようになります。
必ずしも労働環境に問題を感じたからではなく、次のキャリアを考えてスペシャリストとして雇ってくれる職場を探したり、キャリアアップのために別の経験を積める職場を選んだりして転職するケースが大半です。
しかし、その結果として労働環境のギャップを感じることが多くなっています。新たな現場では若い頃に比べると仕事の質は高くても量は少なめになりやすく、働きやすい環境になったと感じるケースが多いのが特徴です。
キャリアアップを目指した場合や、キャリアチェンジを狙った場合にはより厳しい環境に身を置くことになるケースもあるでしょう。どのような目的で転職を考えたかに依存するとはいえ、転職によって労働環境が一転したことに驚くエンジニアは少なくありません。
それをよく知った上で転職先を検討すると、自分にとって働きやすい現場を選び出すことができるでしょう。